· 

神学と教育学

 早いもので梅雨も明けて本格的な夏が訪れようとしています。大学の前期の授業も残りわずかです。楽しい夏休みに入るのを待つばかりと言いたいところですが、この後はレポートとテストがまっています・・・。

 私事ですが、今学期から教員免許取得のための授業を取り始めました。ほとんどの人は大学に入学してすぐに履修を始めるので、私は大学1年生たちにまじって半期の間学んできました。学部も院も神学を専攻してきたので、教育学という未知の分野への挑戦でしたが、これがなかなかに奥深く面白いことに気づいてきました。

 教育や学校に関する法律であったり、そもそも「子ども」とはどんな存在を指すのかなど、何となく知っていたようで詳しくは分かっていなかったことを学び、大きな発見がありました。

また一見すると、神学や教会とは関連のなさそうな教育という分野ですが、実は繋がりがあるということも今学期の発見の1つです。「何を・どの様に伝えるか」ということはどの分野にとっても重要なことですが、特に教育学では最重要と言えるかと思います。小学校や中学校での環境、そしてそこでどんな先生に出会い、何を教わるかは、成長途中の子どもたちにとってとても大切なことです。ある先生との出会いによって、「将来は先生になりたい」と言う子もいると思います。「何を・どのように伝えるか」という視点は、教会でも必要です。聖書の言葉をどう伝えるか、そして「子どもの教会」で子どもたちに何を話すのか。

何の関係もなさそうな分野であってもどこかある点でリンクしている箇所があったりします。神学と教育だけでなく、その他のたくさんの学問がお互いに繋がり影響しあっています。「これだけ」と絞って学ぶことも大切ですが、広く関心を持って様々なことを知りたいという好奇心を持ち続けたいものです。

 

M.A