◆その他

◆Q&A

このページではキリスト教や礼拝で使われる用語などについて説明しています。

🔴聖霊降臨日(ペンテコステ)とは

  ギリシア語のペンテコステは、元々「50日目」「50番目の日」の意味を持つ言葉です。イエス・キリストは、十字架に架けられ,死んで墓に葬られ、3日目に復活されました。復活したイエスは40日間、神の国について語ったのち「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束を待ちなさい」と聖霊降臨の約束をして、弟子たちの目の前で天に上げられていきました。

 

 その昇天から10日後、復活からは50日後に、集まって祈っていた弟子たちの上に、約束通り聖霊が降り、それによって教会がこの世界に誕生しました。そして、聖霊の力に満たされた弟子たちは、迫害される恐れを捨てて、福音宣教のために世界に出かけて行くことになります。

 

 そもそも聖霊は、旧約時代の預言者たちを通して約束されていました。また、救い主イエス・キリストの誕生も聖霊によって実現されました。そして、2000年前に起こったこの聖霊降臨の出来事以降、キリストを信じるすべての人が、同じ聖霊の満たしに与ることが許されることになりました。実に、助け主である聖霊は、救いを求める私たちに必要な力を注ごうと、いつも臨んでくださっているのです。

 

 そのような聖霊降臨を祝うのがペンテコステの日です。2025年のペンテコステ(聖霊降臨日)68()になります。その日、教会ではクリスマス(降誕日)、イースター(復活日)などと同様に、特別な記念としての礼拝が守らます。

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🔴キリスト教で言う「聖霊」とはどのようなものでしょうか?

 聖書の中には「三位一体」という言葉はどこにも出てきません。しかし、聖書は「唯一であると同時に、三つの位格を持つ神」を私たちに表わそうとしています。つまり、聖書は私たちに「父」「子」「聖霊」の三つの神を信じるように導こうとしているのです。

 

 本当に聖霊は存在するのでしょうか? 聖霊の存在を私たちが感じることは難しいことです。しかし、神の言葉であり、信仰の土台である聖書は「知らないのですか。あなたがたの体は、神からいただいた聖霊が宿ってくださる神殿であり、あなたがたはもはや自分自身のものではないのです。 あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。だから、自分の体で神の栄光を現しなさい。」(Ⅰコリント6:19)と語り、イエス・キリストを救い主と信じた人の内に聖霊が宿ることを約束しています。

 

 私たちを守り導く聖霊の働きが聖書の中にいくつも記されています。そして、その働きの大切な目的の一つは、私たちを生まれ変わらせることです。聖霊は私たちに新生による救いをもたらすために働きます。つまり「父なる神が計画し、御子イエス・キリストが十字架の上で実行された救いの業」を完成させるようとしてくださるのです。

 

 「イエスは答えて言われた。『はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。・・・はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。 肉から生まれたものは肉である。霊から生まれたものは霊である。 『あなたがたは新たに生まれねばならない』とあなたに言ったことに、驚いてはならない。』(ヨハネ3:3, 5-7 )

 

 「もし、イエスを死者の中から復活させた方の霊が、あなたがたの内に宿っているなら、キリストを死者の中から復活させた方は、あなたがたの内に宿っているその霊によって、あなたがたの死ぬはずの体をも生かしてくださるでしょう。」(ローマ8:11)

 

 聖霊を感じることは難しいことかもしれません。しかし、これらの聖書の言葉を信頼し続ける人は、自分の内におられる聖霊の臨在や働きがよく分かるようになっていきます。そして、神の望みどおりに聖霊の導きに従順に従っている人のことを、聖書は「聖霊に満たされている人」と表現し、神の愛と祝福の対象となることを約束しています。

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🔴「聖霊」について簡単に説明してください。どんなときに聖霊を感じられますか?

A  それでは、キリスト教に馴染みのない方へ「聖霊(せいれい)」について簡単に説明いたします。

 

 キリスト教では、この宇宙を作られた神さまは今も生きておられ、わたしたちの心の内に働いて助けたり導いたりしてくれている存在だと信じられています。そして、「聖霊」は、目には見えないけれども、感情を持ち、人の心や人生に働きかける「聖なる神」として信じられています。

 

 ときに、「神の霊が心の中に来てくださる」といった言い方をすることがありますが、聖霊は、今ここにいて人々を助け、導き、励ましてくれる神さまのかたちなのです。

  たとえば、つらいとき、誰かにやさしくしたいと思ったとき、また心が不思議と落ち着いたときなどに、「聖霊が働いている」といったりします。祈っているときに安心や希望がわいてくる経験も、聖霊の導きなのでしょう。このように、聖霊は「神さまの心の声や見えない力のようなもの」として、人の内面に働きかけていると信じられています。

 

 たとえでいうなら聖霊は、「風」に近いかもしれません。風は目に見えませんが、葉を揺らしたり、肌にふれて感じたりします。聖霊も目に見えませんが、心の中にふれて感じられたりします。見えないけれど確かに存在している神さまの存在や力があって、希望を与えてくれるのが、聖霊ともいえるでしょう。

  このように、キリスト教における聖霊は、今も人の心に働きかけておられる「目に見えない神さまの力のようなもの」、「今も自分と関わってくれている神さまのかたち」とも表現できます。

 

 わたしたちが「神さま来てください」と祈るとき、神さまは聖霊となって心のうちに来られます。そして、心の中が聖霊で満たされるとき、神さまはあなたのそばにいて助け、導いてくださるのです。

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🔴クリスマスとは

 クリスマスはキリストの降誕を記念する祭りとして世界中で祝われています。一般の日本人がクリスマスに持つイメージには、「ケーキを食べる日」「キャロルを歌う日」「サンタクロースが来る日」などがあると思います。しかし、クリスマスの本当の意味を人間に伝えようとしている聖書にはこう書かれています。「神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちに示されました。」(Ⅰヨハネ4:1‐9)

 ここに書かれているように、キリストの降誕は神の私たちに対する愛なのです。神から離れ、滅びに向かって行く私たちを、神はご自分のもとに取り戻すために、独り子であるキリストをこの世に遣わされました。それは断絶していた神との関係を再び結びつけて、私たちが本当の意味で生きるようになるためです。実にキリストの降誕は、神から私たちへの愛の溢れるプレゼントであり、クリスマスとはそれを信じて受け取る時なのです。

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🔴イースターとは

 キリストの復活をお祝いするイースターは「復活祭」とも呼ばれます。それは、イエス・キリストがローマ帝国への反逆罪によって十字架にかけられて処刑され、3日後の日曜日に復活したことと関係があります。このキリストの復活の奇跡を祝う日こそが「イースター」なのです。

そして、クリスマスと違ってイースターの日付は毎年変わります。どいうのは、その日にちが「春分の日以降、最初の満月の日の次に迎える日曜日」と決められているからです。そして、2025年のイースターは4月20日(日)になります。

 

 実に、キリストの復活は、人間の想定を超えた偉大な神の業でした。その力は、全く想定外の出来事を私たちにも起こします。キリストの復活は、死んだ後に起こる私たちの復活への希望を与えるだけではありません。この復活の出来事を信じる人は、生きているこの世界での生まれ変わりを経験すると言います。

 

 その最初はキリストの弟子たちでした。彼らはキリストが捕らえられた途端に、自分の命が惜しくなり、キリストを見捨てて逃げてしまいました。けれども、裏切った弟子たちに復活のキリストは現れて、彼らを赦しました。それから彼らは生まれ変わったのです。彼らはキリストが復活した事実を人々に伝え始め、恐れを捨てて殉教するまでになりました。

 

 復活の力は、私たちの思いをはるかに越えたところで働きます。たとえ人生の希望が断たれ、全く絶望的な状況のただ中にあったとしても、その力は、私たちに神の救いを信じさせ、救いを待ち望ませるように働きます。そして私たちを生まれ変わりに導きます。それは、あなたが生まれ変わるのを見た人々が、キリストが復活し、今も生きておられることを信じられるようになるためです。

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🔴キリスト教に興味がありますが、どの集会に出席すればよいでしょうか?

→教会に初めて来られる場合は、「日曜日の礼拝」への出席をお勧めします。

・礼拝は午前10時30分から始まり約一時間で終了します。共に賛美歌を歌い、聖書を読み、説教を聴き祈ります。夕方のほうがお時間の都合が良い場合は、17:00からの夕礼拝におでかけください。とくに宗教を強制されることは有りませんのでご安心ください。


🔴礼拝に出席するとき事前に連絡が必要でしょうか?

→いいえ、事前連絡や予約などは特に必要ありません。教会への行き方など、ご質問があれば、どうぞお電話ください。

・教会の北側にバリアフリーの玄関があり、お入りいただくと二階が礼拝堂です。 (奥にエレベーターがあります。)

・どうぞ二階の会堂へおあがりください。 


🔴礼拝に持参するものはありますか?

→特に何も必要はありません。讃美歌・聖書などは受付で用意しています。また、初めての人には礼拝の進行に合わせた聖書・讃美歌などのプリントなども用意しています。

・讃美歌を歌うとき、起立するのが困難な方は、座ったままでかまいません。讃美歌は歌える範囲で歌ってください。

・服装は普段着で結構です。

・礼拝の途中献金がありますが、強制ではありません。ご準備のない方は献金袋をそのままお盆にのせて係の者へお渡しください。 


🔴礼拝はどのように進んでいくのでしょうか?

→受付でお渡しした週報に式順が記載されています。礼拝はオルガンの前奏で始まり、皆で讃美歌を歌います。聖書の朗読があり牧師が説教をします。そして讃美歌を歌い、最後に牧師から皆へ祝福の言葉が述べられて終了します。


🔴子供と一緒に礼拝に出席してかまいませんか?

→大歓迎です、乳幼児室があります。お子様と一緒に気兼ねなく礼拝に参加できます。


🔴アーメンとは

  • お祈りの最後にはご一緒に「アーメン」と唱和します。これは祈られた内容に対して「私もそう思います」と同意の気持ちをあらわすものです。

🔴説教とは

  • 説教は牧師が聖書の言葉を私達にわかりやすくアレンジして話しする「神様からのメッセージ」です。神様の言葉を心に留めて一週間を過ごしましょう。

🔴献金とは

  • 献金は「今日も健康を与えられ、元気に生活できている」ことを神様へ感謝して捧げるものです。献金を捧げるかどうか、また、いくら捧げるかは全く自由です。ご準備のない方は献金袋をそのままお盆にのせて係へ渡してください。なお、捧げられた献金は教会の諸活動に使われます。
  • なお、献金のご意思があり礼拝出席が困難な場合は、メールもしくは電話で牧師までご連絡ください。入金口座をご案内いたします。

🔴主の祈りとは

  • 主の祈りは、イエスキリストが弟子達に「祈る時はこのように祈りなさい」と示された祈りの原型です。キリスト教会では宗派を問わず全世界で祈られています。ご一緒に祈りましょう。

🔴使徒信条とは

  • 使徒信条は、キリスト教の教理が簡潔に要約されたものです。
  • 礼拝の後半にみんなで唱和します。どうぞご一緒に。

🔴聖餐式とは?

・聖餐式は主イエスが十字架にかけられる前夜、弟子たちと共に最後の食事を取られました。これをルーツとして行われる聖礼典です。カトリックやプロテスタントなどの宗派を問わず全ての教会で行われています。

聖餐式では「パンとぶどう汁」が配られます。香櫨園教会では洗礼を受けておられる方はだれでも聖餐式にあずかることができます。

・香櫨園教会では、月の第一日曜日に聖餐式をおこなっています。また、クリスマス、イースター、ペンテコステ礼拝の際にもおこなっています。


🔴ジュニアチャーチとは?

→おもに子供達のための礼拝です。毎日曜日9:15〜10:00の間、教会の一階で礼拝をしています。子ども賛美歌を歌い、聖書のお話を聞きます。第1週は大人も参加して音楽礼拝を行っています。第3週は工作や卓球などのレクレーションを楽しんでいます。


🔴聖書について学びたいのですが?

→毎週水曜日午前10:00 (夜は19:00)から「聖書を学ぶ会」を開催しています。 聖書を読み、牧師が聖書に書かれている時代の背景やその意味をわかりやすく解説します。わからないことは質問して理解を深めることができます。どうぞご自由にお越しください。

 


🔴公現日とは

  • クリスマスから12日目に、東方の占星術の学者たちが、星に導かれベツレヘムに生まれたキリストを拝みに来たことを記念して祝われるキリスト教の祝日です。キリストが私たち異邦人(ユダヤ人以外の民族)に初めて会われた日として、また、救いはユダヤ人だけでなく、すべての民族にあまねく伝えられるという大切な意味を持つ日でもあります。