
「認知症の初期症状と予防」講師 小野田 隆氏」
今日はあいにくの雨の日です。玄関で待っていると、なんと2~3人づつ集団で顔なじみの方々がどんどんやって来られ、会場は満席の42名のご参加でした。期待の高い認知症予防と体操、笑いヨガ等で、雨を厭わず平素より多くのご参加に驚きました。
講師の小野田 隆先生は、まず健康面で昨日の貴方の水分量は?トイレの回数は?何食べた? 睡眠時間は?等、自己チェックをしました。日常の不足が把握できました。
それから、予防体操のひとつ、両手を合わせ肘をつけたまま出来るだけ高く肘が上がると年齢が若いといわれ、一人ひとりの手の高さを診断して「あなた60歳代」「あなた50歳代」など言われると、「80歳の私が?嬉しい」との声で笑いからスタートしました。
先生は認知症ケア指導管理士で、施設の認知症の方々の生活の様子をユーモラスに話されました。
「人生には3つの坂がある。登坂、下り坂、マサカの坂の認知症」「認知症の薬はまだ無い」「一笑一若、一回笑うとひとつ若くなる」「面白くて笑うのではなく、笑うから面白くなる」「自分で笑おう」「ホルモンバランスを整えるかかと落し」「肛門締め運動で骨盤低筋運動」「上品に生きよう」「朝起きたら口の雑菌を除くためうがい、歯磨きをしよう」等など。豊富な現場経験と知識で、お話しも体操もどれも納得出来て、簡単に出来ることばかりでした。後はひとつでも実践するかどうかです。
その後、お茶の時間と、5曲の歌を唄いました。「鯉のぼり」「茶摘み」「背比べ」「肩たたき」「若葉」で、小野田先生は歌に体操を振りつけ、みんなで真似をして体操もして、心も身体もときほぐされた時間でした。
(M.T)