
8月に入り夏本番となりました。この季節、まだ気温の低い朝早くから起きて、日常の生活をスタートしている方も多いのではないでしょうか。皆さんはどのような工夫をしながら、この暑い夏を過ごしておられるでしょうか。
私は4月から始まった朝ドラの「あんぱん」を毎朝8時に欠かせずに視ています。主人公は「朝田のぶ」ですが、そのモデルは、漫画家「やなせたかし」の妻の「小松のぶ」という女性です。ドラマの中では二人は幼馴染という設定です。しかし、本当のところは、小松のぶが夫と死別後、高知新聞社に入社し、同じ部署に数ヶ月後入社したやなせたかしが配属され、それが二人の最初の出会いとなりました。
私は以前からアンパンマンに聖書的な繋がりを感じていました。そして「やなせたかしが、なぜアンパンマンを生み出すことができたのか」を知りたいとも思っていました。最近、彼女が高知のキリスト教会に通い、洗礼を受けた人であることを知り、腑に落ちるものがありました。おそらく、二人の出会いがアンパンマンを生み出したのでしょう。
ところで、ある本によると、人は生涯の中で五万人の人と出会い、三千人の名前を覚え、そのうち顔と名前が一致するのが三百人だそうです。そして、友達と呼べるのは三十人。さらに親友はたったの三人なのだそうです。私たちは人生の中で多くの人々と出会うのですが、人格と人格が影響し合い、自分自身の中に新しいものを生み出すような出会いをすることはめったにありません。
しかし、聖書はこう語ります。
「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。」(2コリント5:17)
このように、聖書は人生に革命を起こすイエス・キリストを紹介しています。イエス・キリストとの出会いによって、私たちを全く新しく造りかえるという約束を、神は私たちにしているのです。
どうぞ、この夏、香櫨園教会を訪れてください。そこでイエス・キリストとの出会い、生涯の友との出会いが待っているかもしれません。
牧師 : 宮本幸男