「苦しみの鎖からの解放」
エレミヤ書40:1~6
使徒言行録25:23~27
パウロは二年間の囚人生活によって、誰よりもみすぼらしい身なりで鎖につながれていました。しかし、神の目から見るならば、彼は他の誰よりも着飾ってここに立っているのです。なぜならば、パウロはキリストを着ていたからでした。
キリストを信じた者は、聖霊によって御子イエス・キリストと一体化して神の子となります。それを聖書は「聖霊によるバプテスマを受ける」と表現しています。またパウロは、そのようにしてキリストと結ばれることを「キリストを着る」と語ります。キリストを着ることによって、私たちは、神が用意してくださった全ての霊的な「祝福」や「特権」などを保証される者となりました。
いつの時代の人々も、この世の権威や華麗に着飾った人を見て感動するでしょう。しかし、神の導く歴史の中において、主役はいつの時代でもキリストを着た者たちです。パウロは主イエス・キリストの福音の為に囚人になりました。しかし彼が歴史を動かしていったように、神は、キリストの福音を信じる者を用いて現実の歴史を導いていかれます。
私たちは、表面的な成功や見た目にまどわされずに、すたれない永遠に残るものだけをしっかりと見つめましょう。この世の苦難の中で、鎖につながれているように感じることもあるでしょう。しかし、私たちの信じるものこそ現実であることを信じて、神の救いの御手が働くのを忍耐して待つのです。
牧師 : 宮本幸男