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シンビジュームと私

 シンビジュームが我が家に来てかれこれ30年になります。

もともと友人から結婚祝いにいただいたものです。冬に綺麗な黄色の花が咲くので水やりを続けていました。

仕事で何度か引っ越ししましたが、その都度、シンビジュームも引っ越し荷物と一緒に連れて行ったのです。

 ところで、葉の付け根の膨らんだところをバルブと言います。45年経つと鉢がバルブで一杯になります。そうすると株分けをします。古い根や痛んだバルブを取り除き、元気な株を選んで新しい鉢に植えつけます。新しい世代へ代替わりするのです。

 過去に、胡蝶蘭やデンドロビュームも育てたことがあります。しかし、私の愛情が足りなかったのか??、いつの間にか姿を消してしまいました。シンビはズボラな私に合っていたのかもしれません。

 シンビジュームは春夏、太陽の光を一杯浴びて葉芽がグングン伸びます。晩秋になると、グリーンの葉の根元からぷっくりしたかわいい花芽が出て来ます。そして12月末ごろから花が咲き始め、3月ぐらいまで美しい花が咲き続けます。

私は、今まであちこちと引っ越しを重ねて来ましたが、いつもこのシンビジュームからエネルギーをもらっていたような気がしています。

 イエス様は「空の鳥をみよ、野の花を見よ」と言われました。野の花は働きもせず、紡ぎもしない、しかし神様は養っていてくださる・・と言われました。「その通りだなあ・・」と感謝しながら今年もシンビジュームの株分けをしました。

 

古河牧人