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クリスマスは教会へ

 11月も半ばになり、街にはクリスマスのイルミネーションが灯り始めました。

繁華街の喧騒の中で目に入って来るクリスマスのイメージは、なにやらお祭り騒ぎのように感じられます。

 クリスマスのシーズンには人々の心をしあわせで満たしてくれる不思議なパワーが溢れている気がします。

寒さも一段と厳しくなる季節。

色鮮やかな紅葉もすっかり葉を落とし、寒さもピークの年末の気忙しい時期。

心にポッと灯りを点せるような温かな交流を求め願う気持ちが、まるで魔法にかけられたかのように芽生えるクリスマスの日がイエス・キリストの誕生日だということを知らない人は、ほとんどおられないと思います。

 私は幼稚園と中学、高校時代をキリスト教の学校ですごしましたので、クリスマスは生誕劇をしたり、蝋燭の火をみつめながらの厳かなクリスマスミサのひとときは心が清らかになれる特別な時間に感じてきました。同時に、食事やゲームをする祝会はクリスマスならではのお楽しみタイムです。

今では香櫨園教会で迎えるクリスマスイブが私にとって1年の中でしあわせな時間になりました。クリスマスシーズンになるとたくさんのクリスマスの讃美歌を歌います。

 香櫨園教会では、クリスマスイブ礼拝の後に有志でキャロリングを行い、駅前などでクリスマスキャロルを歌います。

電車から降りて来られた人の中には、しばらく立ち止まって聞いてくださる人もおられます。嬉しくなります。

 ふと、35年以上も昔の思い出の中の懐かしい映像が心に浮かんできました。

今より、もっと寒さ厳しいクリスマスイブの夜でした。

初代の古河治牧師、静子牧師と数名の教会員で懐中電灯を手にキャロリング。

あの頃は教会に来られてる人の自宅を訪ねては、家の前でキャロルを歌いました。

息が白く見えるほどの厳しい寒さの中、牧師が、「南の国に住みたいなぁ」なんて言われながら、和やかにイブの夜を歩いた思い出が鮮やかに蘇りました。

 2019年もクリスマスの日は世界中に巡ってきます。

貧しい馬小屋でお生まれになったイエス様。

実際のクリスマスは現代の世界のイメージとはきっと全く異なることでしょう。

イエス・キリストの誕生日は冬ではない、とも言われています。

しかし、大切なことは、

聖書にある次の言葉を信じるならば、私たちはきっと心に救いと平安がいただけると

私は確信いたします。

 

「神はそのひとり子を賜ったほどに、この世を愛してくださった。 (中略) 神が御子を世につかわされたのは、世をさばくためではなく、御子によって、この世が救われるためである。」

ヨハネによる福音書第三章16

 

2019年のクリスマス、

たくさんの方々が教会に足を運ばれて、心豊かな時間を過ごされますように。

 

世界中の平和と魂の平安を願い祈ります。

K.A

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