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聖書をプレゼント

 早いもので一年の振り返りの時期になりました。今年は51日から令和が始まり、10月には即位の礼があり、平成から令和へと時代の変革を感じさせられた年でした。

 気象の面では夏は昨年に続き猛暑でした。台風や水害は二年連続で多発し、地球自体が激しく変調しているように感じます。地球環境問題は待ったなしです。

 さて、個人的な話になりますが、前月娘から「聖書が欲しい、余っていれば一冊くれないか」と言ってきました。理由を聞くと、「部屋に一冊置いておきたい」ということでした。キリスト教とは縁遠い娘からの申し出なので正直びっくりしました。せっかく進呈するなら新しいものをと思い、早速本屋に買いに行きました。

購入したのは昨年10月に出版された聖書協会共同訳です。若い人には新版が良いかと考えたからです。本の帯に「変わらない言葉を変わりゆく世界に」と書かれていました。

 家に帰りどのような翻訳になっているのかパラパラとめくってみました。ゼロから翻訳し直したというだけあって、少しずつ言葉の使い方が変わっていました。ざっと目を通した限りでは全般的に読みやすくなっているようです。

次に私の好きな聖句を読んでみました。マタイ77節、「求めなさい。そうすれば与えられる」です。そして(中略)「叩きなさい、そうすれば開かれる」と続いています。元の聖書では「門を叩け、そうすれば開けてもらえる」です。新しい翻訳では「門を」がありません。「何を」が抜けると日本語として不明瞭になるなあと思いました。しかしよく考えてみれば今までずっと「門を叩け」と読んでいましたので固定観念ができているのです。しかし、新しい版の聖書ですから一旦自分の固定観念を捨てて向き合う必要があると思いました。「叩きなさい」というと、若い人はドラムとかゲームなどを連想するかもしれません。事務系のお勤めの方ならキーボードでしょうか。それで良いのです。自分が今向き合っている課題を叩けといわれているのです。そうすれば道は開けるのですから。

 この聖書の前書きには、「前回の翻訳から20年が経過し(中略)、日本語の変化に対応した新しい聖書を、また、礼拝の朗読に使われることを意識して格調高い日本語を目指した。」と書かれています。時代が変わっていくので新しい訳文が必要なのでしょう。初めて聖書を読む方にとってもわかりやすい表現の方が理解し易いでしょう。

 さて、この聖書の後段には新たにキリスト教の専門用語についての用語解説が設けられています。少し読みましたが新しい発見があって有益でした。初めて聖書を手に取る人にとってもきっと役に立つのではないかと思います。

新しい翻訳には約10年かかったそうで、目に見えない苦労があったと思われます。編者の先生方々へ敬意を評したいと思います。

 今年ももうすぐクリスマスです。クリスマスが終わればすぐ新年を迎えます。新しい年も神様に祝福される良い年になりますように。

 

古河牧人

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