新型コロナウイルス感染拡大防止の為、大学では急きょ春学期の授業はオンラインとなりました。非常勤で担当している各大学のシステムがそれぞれ異なっており、送られてくるマニュアルと格闘する毎日が始まりました。
「4月中に準備をよろしく」と言われても、ITに疎い私はPC相手にまるでモグラたたきゲーム状態。当初ちんぷんかんぷんのA校のマニュアルも、やっとこさ、一部を解読出来た!と思いマウスをクリック、モグラをポン!と押し込み、一歩前進。
次にB校の解説資料に取り組み、モグラをポン! 前進!しかし、A校に戻ってチェックすると、あれっ? 上手くいかない。変更・追加事項もつぎつぎ送られてきて・・・。 あぁ~モグラはどんどん増えていく~。気分転換と運動不足解消に香櫨園浜を彷徨歩きました。
ご近所の元凄腕システムエンジニア、IT魔法使いの先輩、同僚の後輩、しかめっ面をしている妻を見守ってくれる夫etc。心優しい皆さんのお助けを頂いて、同時双方向型ライブ授業を準備、なんとかスタートする事が出来ました。お家の事情でPCやタブレットを使えない学生さん(お父さんがテレワークでPC使用中、Wi-Fi環境整わないetc.)、には、森牧師が教会からライブ配信されている礼拝ライングループをお手本にさせて頂きました。色々お教えくださった皆さんに感謝いっぱいです。
授業が始まってみると、同時双方向型オンラインの利点が多々ある事に驚きました。
学生さん達はデジタル・ネイティブと呼ばれる世代です。パソコンやスマホを使いこなし、嬉々として授業に参加してきます。
出席率は普段よりも圧倒的に高く、ほぼ100%。対人関係を結ぶのが苦手の学生さんもPCを介しての方が自分らしく過ごせるようです。
下宿を引き払い遠い地方で自宅の人、西宮在住の人も、コロナ感染心配ご無用、マスク無で、自由に話し合える。“インターネット文明”の力を実感しました。この文明の入れ物の中に素敵な文化がはぐくまれていくことを祈ります。
一つ残念な事は、新型コロナウイルスのあおりを受けて社会人の趣味のクラスが無くなったことです。
下は20歳台から上は80歳台まで、和気藹々と長年と勉強されていましたが・・・。
また皆さんの笑顔と会える日が来ますように。
Y.S.