ヨブ記３８:１～１８
ルカ１２：２２～３１
「もう、自由になりましょう」
人生において「右に行くべきか」、それとも「左にいくべきか」というような二つの選択肢がある場合、あなたはどうするでしょうか。
「どちらに行くべきでしょうか」と、神に祈って決めることは間違いではありません。しかし、私たちはロボットではありませんし、神から自由意志という祝福をいただいている存在です。自分自身で信じて決心したならば、どちらでも選んだ道を行けば良いのではないでしょうか。確信して一歩踏み出した道を、神は祝福してくださるということを信じるのです。つまり問題なのは、どちらにするかではなく、「信じるのか」、それとも「恐れるのか」という選択なのです。
恐れを抱いて前に進めないときに、神が私たちに与えてくださっている御言葉は「思い悩むな」という言葉です。完全であり、私たちのことをすべてご存じである神が語ってくださっています。信じる者には試練を与えますが、何があろうとも最終的に救ってくださる神なのです。
そして、人間だけが自分の試練の意味を考え、考えた末に神を見いだすことができます。しかし、考えればいいのですが思い悩んで終わりという人が多いのです。悩むことと考えることは全く違います。思い悩み続ける人は、悩みのメリーゴーランドに乗り続けて、何も解決の出来ないままで終わってしまうのです。
また人間は過去に起きた事を思い出しては後悔します。さらにまだ起ってもいないことまでも心配します。自分の頭の中で、ぐるぐるぐるぐる思い悩み続け、疲れ果てて前に進めなくなってしまいます。
その思い悩みを黙らせてくださる神を信じましょう。神はあなたが勝手に生み出している思い悩みから、あなたを解放しようとされています。自分に語りかけられている「思い悩むな」の言葉を聞いたならば、もうその言葉から逃げないでください。その言葉を心から信じて受け入れるときに、生まれ変わるほどの自由が与えられるのです。
宮本幸男