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説教要約23/12/24「神様の愛に包まれて」

「神様の愛に包まれて」

ミカ5:1~33 

ルカ福音書2:8~20

 

 2000年前の最初のクリスマスの夜、ベツレヘム郊外で夜通し羊の番をしていた羊飼いたちは、「今日、ダビデの町であなたがたのために救い主がお生まれになった」との神のお告げを天使から聞きました。彼らはその言葉を本気で受け止めることによって、飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子である「救い主」を探し当て、「大きな喜び」に満たされました。この時、羊飼いたちは自分のような取るに足りない小さな者が、神から愛されていることを確信し、神の愛に包まれた思いがしたことでしょう。

 

 この羊飼いたちのように天使の声を聞くことは、信仰によって開かれる特別な目と耳が必要です。しかし、私たちには、「聖書の御言葉」という天使の言葉に代わる言葉が与えられています。また、その言葉を自分の内におられる聖霊の助けにより、自分に語りかけられている神の言葉として聞くことができるのです。

 そのようにして、私たちは平凡な日常生活の中においてでも、聞く気さえあるならば、いくらでも自分に語りかけられている神の言葉を聞くことができます。さらに、その言葉に聞き従って生きる時、そこにある「大きな喜び」に至る「救い」を探し当てることができることを、聖書は私たちに語っているようです。

 

 私たち一人ひとりの日々生活の中に共にいてくださる救い主に出会い、大きな喜びと救いを探し当てる新しい一年の旅へと出かけましょう。それは、私たちが神の愛に包まれて、この不安なこの世界にあっても、大きな安心を得て生きていくためです。その恵みを心から信じる者にとっては、1年365日の毎日が、大きな喜びに満たされるクリスマスとなっていくことでしょう。

 牧師:宮本幸男

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