「覚えていますか? 神さまとの約束を」
イザヤ7:13~15
マタイ福音書1:18~25
ヨセフは、まだ結婚をしていなかったマリアが身ごもったことに悩み苦しみました。そのヨセフに天使は夢の中で「聖霊によるマリアの妊娠」と「マリアを受け入れよ」との神の言葉を告げます。この時、ヨセフは、預言者イザヤのインマヌエル預言、すなわち「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる」との約束の言葉を思い出したことでしょう
インマヌエルという名前の意味は、「神は我々と共におられる」というものでした。それに気づいたヨセフは、この天使のお告げを自分に対する神の約束として受け取り、自分が置かれている苦しみや悩みを丸ごと引き受けることができました。そして、彼は「神は我々と共におられる」という恵みを知ることになります。
この聖書の箇所に、聖書の神はどういうお方であるかということのメッセージが2つ示されているように思います。
まず1番目に「神は約束したことを必ず果たす方で、絶対的に信頼して良い方である」ということです。私たちも何があっても約束を果たし抜いてくれる存在に対して、無性に憧れる気持ちがあるのではないでしょうか。聖書の神は、それに応えてくださる方であり、絶対的に信用することができる方です。実に、私たち一人一人にされた約束を一つも忘れずに守り抜かれる方なのです。
そして、2つ目のメッセージは、「キリストは人と共にいるために、人となられた神である」ということです。自分が弱くみじめな時も、間違っている時にも、決して軽蔑せず、愛をもって叱り、励ます存在に私たちは憧れてしまいます。実に、キリストは、そのような方として、悩み苦しむ人と共にいるために、神が人となってこの世界に来られたのです。
私たちも、ヨセフのように悩み苦しみながら自分の人生を歩まなければならないことがあります。しかし、その時こそ「神は我々と共におられる」との約束の恵みを知る「最高のチャンス」であることを信じさせていただきましょう。
牧師 : 宮本幸男