「人生の中に隠された宝物」
ミカ書4:1~10
ルカによる福音書1:26~38
天使ガブリエルから「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」と祝福の言葉を告げられてマリアは戸惑いました。その内容が「ヨセフと結婚する前に、男の子を身ごもる」ということだったからです。当時、結婚前にそのようなことが許されるはずはありません。だから、マリアは、その御告げを直ぐに受け入れることなど出来ませんでした。
自分の人生に歓迎などできないようなことが起こる、それは決してマリアにだけではありません。信仰を持って、神に従順に歩んでいる私たちの人生にも起こり得るのです。しかし、聖書は私たちに、この世で起こることは、神の許しなしに起こることはないし、全ては「恵み」に変えられることを語っています。
天使はマリアに「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む」と語り掛けました。実に、神が私たちにくださる一番の恵みは「聖霊」です。聖霊こそ何にも勝って価値のある恵みであり、良いことを引き起こす神の力の源なのです。
天使の御告げを聞いても、マリアは依然として不安と迷いの中にあったことでしょう。それでもマリアは聖霊に包まれながら、まだ何も起こってはいなくとも、信仰によって「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身になりますように」と答えることができました。
私たちが自分の人生に与えられたものを見た時に、それは望んだものとは違うということがよくあります。それでも神は隠された「恵み」をくださっているのです。そのように信じて、望まない出来事も「恵み」として受け入れることができるようになれるならば幸いです。なぜならば、それはやがて、素晴らしい宝物として現わされていくからです。
誰であっても自分の人生の中に宝物が隠されています。だから、今の最悪に思える状況にも聖霊が働いてくださり、素晴らしい恵みに変えられることを信じましょう。
牧師 : 宮本幸男