「遥か先を照らす魔法の光」
ミカ書5:1~3
ルカによる福音書2 :1 ~7
ヨセフと身重のマリアは、住民登録の為にベツレヘムへ出かけて行きました。しかし、ナザレから約140キロの過酷な旅をしてベツレヘムに着いた二人に、泊まる「宿屋」はありませんでした。そして、家畜小屋という粗末で不安な場所に、救い主イエス・キリストは生まれることになります。
けれども、この二人と乳飲み子は、天使の御告げを受けた羊飼いたちによって発見されることになりました。きっと愛を持って受け入れられ、手厚いお世話を受けたことでしょう。その家畜小屋は、この世において最も不安な場所から、安らぎの居場所に変わっていきました。
たとえ目には立派に見える場所があったとしても、そこは必ずしも居場所にはなりません。しかし、ありのままの自分を愛し、認めて受け入れてくれる人たちがいる時、その場所は安心して居られる場所になるのだろうと思います。
居場所と言えば、私たちもこの教会の会堂を解放して、地域に住んでおられる、一人暮らしの方、寂しい思いをして生活しておられる方々をお招きして、地域サロンオアシスという「居場所」を作る活動をしています。その場所は、不安を抱えた人が集まる「居場所」となって、神が救いを届けようとしてくださっていることに確信を持たせていただいています。
行き詰まり、不安を抱える時に、私たちの行く先はどうしても暗黒のように見えてきます、しかし、自分自身の心の中に、救い主が生まれてくださる限り、誰であっても、はるか先を照らす魔法の光を持つことができます。その光によって、人はどんな困難の中に置かれようとも、未来に絶対的な希望を持って歩んでいけるのです。
だから、このクリスマスに、救い主が私たちの心の中に生まれてくださることを真剣に願いましょう。それは、そのような光を生み出す「究極の場所」が、私たちの心の中にも作れることを地域の人たちに伝えていくためでもあります。
牧師 : 宮本幸男