「人に喜ばれる道」
哀歌3:1~33
マルコによる福音書10:32~45
イエスの弟子たちは「この世で出世して偉くなりたい」と「人間が認める偉さ」を求めていました。しかし、イエスは「皆に仕える者」「すべての人の僕」になるという「父なる神が認める偉さ」を求め、それを弟子たちに教えようとされました。
私たちも自分がこの世で出世して人を支配したいという願望を持っています。しかし、聖書の中のイエスは、神の国の価値観について私たちに教えようとしています。今日の聖書の箇所でイエスは「「何をしてほしいのか」と弟子たちの話をまず聞こうとされました。イエスは「皆に仕える者」になるためには、相手の話を聞くように教えているのかもしれません。
まず相手の話を聞くことから始めて相手のニーズを知ることが大切です。そうすれば、神がくださった賜物を用いて「人を喜ばせる」ことができます。それがイエスの教える「皆に仕える人」「すべての人の僕」になるということにつながっていきます。イエスは生涯の中でいろいろな賜物を削って周りの人たちに仕えていかれました。削って削って、最後に何も削るものが無くなって命を削ってくださいました。
私たちも、それぞれの道を歩みながら、神様から与えられた何かを削っていきましょう。命は削れないかもしれませんが、人に喜ばれるために、時間でも、お金でも、自分の持っている何かを少しずつでも削っていくのです。そのようにして人に喜ばれることを通して、この世界に少しずつイエスの目指された神の国がもたらされていくことを信じましょう。
この世の価値観から見れば、私たちが仕えるということは、損をすることであるかも知れません。しかし、損をしたように思えても、神のより大きな祝福がその先に備えられているのです。
牧師 : 宮本幸男