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プレイス・イン・ザ・ハート「魂の拠り所」

 風薫る五月から季節は一気に夏に向かおうとしている今日このごろです。

 私は、2026年5月24日のペンテコステ礼拝で、聖餐式にあずかりました。聖餐式のたび、私は心がリセットされるような思いがします。日常のモヤモヤした思いも、神様と向き合い自らを省みることで、新しく生まれ変われることを実感できるのです。

 

 さて、ペンテコステとはギリシャ語で「50番目」という意味です。イエス・キリストが復活されたイースターから数えて50日目、弟子たちの上に聖霊が天から降りてこられました。その時の様子が新約聖書『使徒言行録』2章1節から3節に記されています。

「五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然激しい風が吹いてくるような音が天から聞こえ、(中略)一同は聖霊に満たされ、・・」

この聖霊の導きによって弟子たちはイエス・キリストの教えを世界へ広めていきました。これが「教会の誕生の日」と言われる所以です。

 

 それでは、この聖餐式の情景が心に残る映画があり、紹介させてください。

「Places in the Heart」

プレイス イン  ザ ハート

『魂の拠り所』とでも訳したらよいでしょうか。

1984年アメリカで公開され、主演のサリー・フィールドが主演女優賞を受賞した作品です。時代背景と舞台は1935年大恐慌時代のテキサス州の小さな町。ふとした過ちから黒人の少年に保安官の夫を射殺されてしまった主人公。生活は突然の出来事で一変してしまいます。夫を亡くした主人公が、幼い2人の子どもを育てながら、苦難の中で希望を捨てずに生きていきます。

 

 人種差別意識や身体に障害がある人々への偏見の意識が強い時代、今の私たちには想像もつかないような苦難の中で生きて行く登場人物たち。彼らが集う教会での聖餐式のラストシーンは私の心に深い感銘と安らぎを与えてくれます。

 映画の幕開けとラストの教会でのシーンでは、盲目の詩人ファニー・クロスビーにより書かれた讃美歌(旧)529番「Blessed Assurance(祝福された確信)」の一節が歌われます。

 

“This is my story

This is my song

Praising my Savior 

all day long”

 

これが私の物語

これが私の歌

朝に夕に主をたたえよう

讃美歌のさびの部分です。

 

 聖餐式のシーンでは小さなガラスの容器に入ったぶどう酒、小さく切られたパンが盛られたお皿を聖餐式に授かった人は隣りびとに廻しとっていただきます。(香櫨園教会での聖餐式と同じです。)

そこには、すでに天に召された主人公の夫、彼を射殺してしまった少年、迫害により町を去った黒人男性が同じ輪の中に列席しています。みんな神様のもとでは聖霊に満たされ、柔和なほほ笑みをたたえています。

「Peace of God」主の平和と言葉を交わしながら。赦しと希望のメッセージが心に届くラストシーンです。

 

 ペンテコステの日に聖餐式に預かりながら、この映画のシーンが私の心に浮かびました。二千年以上も前の聖霊降臨から始まった教会という場所。時を超えて今、ここ香櫨園教会が、私にとっての『魂の拠り所』となっていることを、改めて深く感謝するペンテコステ礼拝となりました。

K.A

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