「人生に神の羅針盤」
箴言1:1~19
使徒言行録27:13~26
パウロの乗った船には、嵐の中でも安全に航行出来る「羅針盤」などありませんでした。だから、暴風が吹き荒れる中で、行く先がわからず、助かる望みもまったく消え失せようとしていました。
しかしパウロには特別な羅針盤がありました。「ローマに必ず着く」という確信が、彼の羅針盤となりました。更にこの時、神からの天使が現れて語り掛けられる中、パウロは「自分が今まで持っていた羅針盤は正しい」との確信が強められていきました。
私たちの人生にも神からの羅針盤が与えられます。信仰を持つ私たちは、聖書の言葉を読み、祈る中で神の導きを求めます。その中で「自分には今この方向に進むべきだ」と感じる羅針盤を与えられることがあるのです。
そのような羅針盤を持っているならば、自分が進んでいる方向性に関して悩む必要はありません。その方向に進むことだけに集中して生きて行けば良いのです。「自分は神が示す方向に進んでいる」との確信を持っていることほど強いものはありません。
また、神からの羅針盤を持った人は、単に自分の人生が平安に過ごせるということだけではありません。神からの特権と使命が与えられます。パウロも嵐の海の中において人々を救う特権と使命が与えられました。彼だけが絶望することなく、最悪と思える状況の中でも、人々を励ます存在となれたのです。
私たちも神を信じる中で、自分の羅針盤をいただき、そのような特権と使命を与えられている存在になりたいと思います。多くの人々が生き方を見失っているこの時代です。今まさに、私たちが人々に希望を語り、福音によって人々を励ます役割が与えられているのではないでしょうか。
牧師 : 宮本幸男