「生き延びる為に必要なもの」
ヨナ1:1~16
使徒言行録27:27~44
この聖書箇所においての神の計画は、船の乗員は、誰一人欠けることなく必ず助かるというものでした。しかし、その神の計画を妨害しようとする悪しき存在が、神の計画を妨害するために、人間の利己的な思いを利用していきます。
実に、自分たちだけが助かろうとする船員たちが、小舟で船を脱出しようとしました。しかし、それを見抜いたパウロによって、この企ては阻止されます。そして、船を操る船員が船に留まることによって、乗員は誰一人死なずに済みました。
けれども、もはや船の乗員たちは、気持がばらばらになり、協力して助け合うことなど忘れてしまったことでしょう。その時、パウロの言葉が人々の心を呼び覚ましました。それは「どうぞ何か食べてください。生き延びるために必要だからです。」との言葉です。そのひと言が、もう一度、彼らを生き延びる為に力を合わせることに導きました。
ところで、昔から教会は、その歩みを船旅にたとえてきました。この世界にイエス・キリストの福音を宣べ伝えるという「使命の旅」を教会は歩んで来たのです。そのような信仰共同体である教会に属する私たちは、一人ひとりが船の中で役目を持った乗員です。
誰かが欠ければ、船は計画通りに目的地に着くことは出来ません。神は、私たち全員が力を合わせて目的地にたどり着くことをご計画されているのです。だから、一人ひとりが神の計画が成就する方向に協力していけるように祈りましょう。
牧師 : 宮本幸男