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2025年 · 2025/07/15
大学時代にトレーニングで鳥取の白兎海岸までよく走っていました。この海岸はハマナスの南限地であり「国の天然記念物」として指定された場所なのですがあまり知られていません。  ここに育っているハマナスは氷河期の白兎海岸に辿り着いて以来、ひっそりと息を潜めるように生きてきた花たちなのです。彼らの小さな声を聞き分けようとこの地を訪れる人は非常に少ないのです。砂地にしっかりと根を張りピンクの花を一斉に咲かせる非常に愛らしいバラ科の花、それがハマナスです。

2025年 · 2025/06/22
ふくらすずめとは、冬になるとまんまるに膨らむ雀のことをいいます。これは寒さから身を守るために自分で羽の中に空気の層をつくります。それが見た目にふっくらしていることからその名前が付けられました。これまでは、冬の間、餌が取れないと生きていけないから秋の間にしっかり食べて、冬に備えているものとばかり思っていたのです。羽毛に空気を溜め込むなんてまるでダウンコートを着ているのですね。

2025年 · 2025/05/20
「静かな炎の花 ミズバショウ」 4月初旬、六甲山高山植物園に出かけてみました。このシーズンには花数も少なく、ここを訪ねる来場者もあまりありません。私はこの季節の「静けさ・空の青・新緑の輝き」このコンビネーションが大好きです。さて私の本日の狙いはミズバショウです。入園口から一歩足を踏み入れた途端、池に広がるミズバショウの群落に目が釘付けにされました。水辺に咲く静かな炎の花と言えばいいのでしょうか?その清楚な姿を水面に映しているのです。(絵)田中基信

2025年 · 2025/04/17
 私は山野を当てもなく散歩するのが好きです。その時に出会った草花をスケッチして絵に仕上げてきました。それは、一つの花を丹念に描く「ボタニカルアート」と言われるものです。しかし、今回は、彼らが生きている背景を描きたくて「生態画」にチャレンジしました。いずれもどこかで見かけられる「ありふれた風景」ではありますが、見ているあなたに「懐かしい風景だな」と思っていただければ幸いです。 田中基信 HOME

2025年 · 2025/01/26
 バタフライ効果という言葉があります。「非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる」ことを意味する言葉です。私たちの生活に起こる様々な出来事がひょっとすると地球の裏側で起こった蝶のはばたきが原因なのかも知れませんよ!と言われたらどうでしょうか。我々現代人は、この荒唐無稽な言葉を一笑に付すことでしょう。

2023年 · 2023/04/26
 今もあるのでしょうか?初めてゴクラクチョウカを見たのは、真夏の甲子園球場の前でした。炎天下、道路の植え込みに咲き誇るこの花に魅せられたのです。まるで熱帯雨林の茂みに降り立った鳥たちを連想させられました。

2020年 · 2020/07/07
ここ蒜山高原の冬はとても厳しいのです。時には腰までの雪が一晩で積もることもあるのです。そんな時、わずか15分ぐらいの道のりを「大丈夫だ」と過信してはいけません。