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「今日の光に咲くセツブンソウ」(絵画)

「今日の光に咲くセツブンソウ」

 現在は、乱獲や自生地の環境破壊によって希少植物になっているのがこのセツブンソウです。花の大きさは25mmととても小さく写真を撮るためには座り込んで息をひそめて撮らなければなりません。「咲くだけの光あつめて節分草」という俳句の通りに雪解けを待って陽だまりに一斉に花を咲かせています。「小さな花を拡大するのは2倍まででしょうね。そうしないと花の可憐さが失われてしまいます。」と絵の先生に言われています。

 今回は3倍近くまで拡大しましたからどうなるかなと心配しましたがその横に栗のいがを入れ込むことによって何とかその清楚さを描けたように思えます。

(取材場所:兵庫県 青垣町)

絵・文 田中基信

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